中島千波「日本の花」

特集 | 2009-07-21 13:00:05

花を描く日本画家として、広く知られる中島千波画伯の作品を出品致します。

松本楓湖の安雅堂画塾で絵を学び、後に東京藝術大学で後進の指導にもあたっていた日本画家・中島清之(1899〜1989/京都出身)の三男として生を受けた中島千波画伯。東京藝術大学卒業直後から院展奨励賞や山種美術館賞展優秀賞など多くの賞を受賞。花を描く日本画家として、広く知られることとなります。

横浜・三渓園臨春閣の襖絵「不二と桃花図」「松林図」や、鎌倉・鶴岡八幡宮の斎館壁画「日和麗麗孔雀の図」など、文化的活動も多く、近年では成田山深川不動堂に6年の歳月をかけて約200畳大、日本最大規模の天井画「大日如来蓮池図」を完成させました。

父・清之より受け継がれた感性は画伯独自のテーマ性と表現力を持ち、多彩なジャンルの中で遺憾なく発揮され、進化し続け、その作品は現在でも多くの人に愛されています。

画伯は、「よりリアルに描きたい。…僕が考えているのは再現だけでなく、精神的なリアリズム。…日本の芸術が優れているのは、リアリズム自体が<現実をいかに自分で表現するか>という思考が先にあって、作られるものはそれに追随する、という関係があるからだと思う…」と語るように、物や自然に対して細やかで的確な観察眼を持ち、円熟した表現力をもって描き上げます。

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