
画家、工芸デザイナー、建築・空間デザイナー、コレクターなど、実に多彩な顔を持つマルチアーティスト、フランク・ブラングィンの展覧会をご紹介致します。
展覧会チケットプレゼント!
応募締切は2010年4月18日(日)
フランク・ブラングィン『白鳥』
1920-21年/油彩、カンヴァス/ウィリアム・モリス・ギャラリー、ロンドン/©David Brangwyn
今回は、現在国立西洋美術館で行われている、「フランク・ブラングィン展」をご紹介いたします。
ベルギー生まれのブラングィンは、肩書きを画家、工芸デザイナー、建築・空間デザイナー、コレクターなど、実に多彩な顔を持つ、マルチアーティストです。
よって展示内容も絵画や版画、工芸品など様々で、盛りだくさんな展覧会となっています。
今回、初めてこのブラングィンの作品を目にした方も多いかもしれません、この才能豊かな芸術家の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
展覧会概要
国立西洋美術館設立の礎となった松方コレクション。これは川崎造船所(現・川崎重工業)の初代社長松方幸次郎が1910年代後半から20年代にかけて蒐集した美術品です。
この大コレクターを支えたのが、英国人画家フランク・ブラングィン(1867-1956)でした。
松方が彼の作品を次々と購入する一方で、ブラングィンは松方の美術品蒐集を助け、松方究極の夢、日本でコレクションを公開する「共楽美術館」の建築デザインをも手がけます。関東大震災に続く経済恐慌によりこの計画は幻に終わりますが、実現していればそれは東洋一の西洋美術館の誕生であり、ブラングィン芸術の集大成となるはずでした。
ブラングィンは英王立アカデミーで現存作家として初の個展を開き、英国内のみならずカナダやアメリカにも壁画(NYロックフェラー・センター・ビルなど)を残すなど、当時を代表する画家として活躍。夏目漱石の名作『それから』にも作品が登場しており、その名声は日本にまで届いていました。
本展は松方との関係を軸にブラングィン芸術を回顧する日本初の展覧会で、8か国37か所の美術館、コレクターが所蔵する代表作123点で構成されます。カンディンスキーにも強烈な印象を残した鮮やかで濃厚な色彩の絵画をはじめ、同時代の装飾芸術運動に根ざした陶器や家具のデザインなど、その豊かな才にご期待ください。
第1部:松方と出会うまでのフランク・ブラングィン
ウィリアム・モリスの工房で働きはじめたブラングィンは、アーツ・アンド・クラフツ運動、アール・ヌーヴォーといった同時代の装飾芸術運動を背景に、絵画だけではなく工芸品や家具なども制作していきます。パリのサロンやロンドンのロイヤル・アカデミーで認められた絵画、ビングの店を通じて世に出たカーペットなど、美術界で成功する1915 年頃までの作品群を紹介します。
モノクローム、あるいは色数を抑え制作された初期の絵画を経て、ブラングィンの絵画は大胆に変貌を遂げていきます。スペインやアフリカ、トルコなど東洋への旅行は彼の特徴となる色彩と装飾性をもたらしました。《海賊バカニーア》、《りんご搾り》、《音楽》など色彩あふれる大作がぐるりと取り囲む展示室は、圧倒的な迫力です。

『海賊バカニーア』
1892年/油彩、カンヴァス/ブライアン・クラーク、ロンドン/©David Brangwyn
第2部:ブラングィンと松方幸次郎
1916年、ヨーロッパが大戦に揺らいでいる時代に、ブラングィンと松方は出会います。近代工業をささえる労働者を讃美し、日本美術にも関心の高かったブラングィンの才能に惚れ込んだ松方は、その作品を積極的に蒐集していきます。日本につくろうとして結局実現することのなかった美術館建設の構想を、そこに展示するために蒐集されたブラングィン作品とともに振り返ります。
建築、絵画、工芸、家具、すべてを総合するものとして構想された、松方のための美術館「共楽美術館」設計の軌跡を、世界初公開のデザイン画や関連の深い他の展示レイアウトからたどります。また、散逸してしまった松方旧蔵のブラングィン・コレクションを、できる限り再現します。幻に終わった「共楽美術館」をイメージ体験していただける、必見のコーナーです。

フランク・ブラングィン『背後に別館を配した美術館の俯瞰図』
1918-20年/素描に基づく写真/ミッチェル・ウルフソン・ジュニア、マイアミ、フロリダ/Photo: The Mitchell Wolfson, Jr. Study Centre, Miami, Florida/©David Brangwyn
第3部:版画、壁面装飾、その多様な展開
ブラングィンの画家としての成功は、イギリス国内のみならず、アメリカ、カナダなどにも残る数々の壁面装飾に示されています。また、エッチング、リトグラフ、木版で制作された版画はブラングィンの名声をさらに広げ、遠く日本にまで多数の作品が送られ、賞賛されました。ブラングィンによる壁面装飾の数々を映像で紹介し、大胆な構図と技巧に富んだ版画作品を展示します。
独特のインクの深みを見せる《英国軍艦ブリタニア号の最期》などには、版画家としてのブラングィンの力量を十分に見ることができます。また日本人彫りおよび刷り師の漆原由次郎(別名、木虫)との共作による《ブリュージュのベギン会修道院》などは、ブラングィンと日本の版画技術とが結合した傑作です。

フランク・ブラングィン『英国軍艦ブリタニア号の最期』
1917年/エッチング、紙/東京国立博物館/©David Brangwyn
展覧会詳細
「フランク・ブラングィン 伝説の英国人画家—松方コレクション誕生の物語」展
@国立西洋美術館
会期:2010年2月23日(火)~5月30日(日)
休館日:月曜日(ただし3月22日と5月3日は開館、3月23日(火)は休館)
開館時間:9:30~17:30 金曜は20時まで(入館は閉館の30分前まで)
http://www.fb2010.jp/
主催:国立西洋美術館、読売新聞社
展覧会チケットプレゼント!
現在、国立西洋美術館で行われている「フランク・ブラングィン」展に10組20名様をご招待します。
以下のフォームより応募してください。
応募締め切りは2010年4月18日(日)です。なお、抽選結果については、メールにてお知らせ後、発送をもって換えさせていただきます。
ご応募お待ちしております!
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出品終了しました
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